早期教育の大切さに気付いたきっかけ その②
母親が私にしたのと全く同じ教育をしていた私は、娘に何の働きかけもしませんでした。発語はかなり遅く、3歳になろうとする頃にも、『まんま』とか『う~』位しか言えませんでした。でも、全く気にせずに絵本の一つも読むことなく、単調な日々を過ごしていました。
ここで、娘の人生を変える大きなきっかけがありました。
早期教育を謳う幼稚園への入学です。
その幼稚園では『ヨコミネ式』を導入していました。
子供はみんな天才!とのキャッチフレーズと共に6歳までに脳に刺激を与える
事の重要性を意識したプログラムが組まれていました。
有名なのは運動ですね。年長組になるとみんな跳び箱10段を目指します。
実際、10段を飛べる子は限られていましたが、ほとんどの子供は9段までは
できるようになっていました。
この幼稚園は珍しく4年教育を実施していました。
その頃、家で夫の仕事の手伝いをしていた私は、
育児をしながら家で仕事をする事に限界を感じていました。
泣き叫ぶ娘を隣に置きながら、事務処理作業を行うことに大きなストレスを抱え、
それは日に日に増大して行きました。
あと1年で幼稚園だけど、そこまではとても待てない。
夫と共に個人事業主であるために、点数が低く、保育園にも入れない。
(その頃、待機児童数上位に入る区に住んでいました)
とにかく娘をどこかに預けたい。そんな藁をもすがる気持ちでいた時、ネットで、2歳から入れる幼稚園がある事を知りました。
アンチ早期教育の指針は一気に吹き飛び、早速、申込みをしました。
競争率がかなり高かったのですが、是か非でも入れたい!との思いで、
願書は1週間かけて何度も推敲し、完成させました。
その気合いのおかげか、無事に幼稚園に合格し、いわゆる『早期教育』というものを
娘は初めて受けることになるのです。
その③に続く